同志社大学商学部入試問題分析【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】
今回は、名門大学である同志社大学の中でも特に高難度である商学部の入試についてです。
こちら、関西にある私立大学でトップの文系学部。
実際には、ほとんどの学部が共通の問題を使用するため、他の学部を受験希望する方も参考にできますので、ぜひお読みください。
共通テスト利用、全学部日程、学部個別日程の3つの受験方式がありますが、
共通テスト利用の場合、得点率は82%という高さからも分かる通り、旧帝大とほぼ同じレベル、偏差値にすると62です。
全学部日程については、神学部・文学部・社会学部・法学部・経済学部・商学部・政策学部・文化情報学部・スポーツ健康科・心理学部・グルーバル学部・コミュニケーション学部・グローバル地域文化学部共通の入試です。
学部個別日程の場合は、例年、4〜5点ほど全学部日程よりボーダーが低い傾向にあります。
これは、問題の難易度は変わらないため、受ける人数が多い全学部日程の方が、倍率が高くなる分ボーダーが少し高くなることが原因なのではないかと思います。
同志社大学国語入試問題 個別日程入試 現代文
さて、今回は、個別日程入試の国語についての分析です。
まず、概要。
制限時間75分で現代文、古文の大問二題構成、配点は150点です。
同志社大学の国語の難易度は、関関同立の標準的なレベルです。現代文、古文ともに選択肢問題と短い記述問題で構成されているため、「あんまりガッツリ対策しなくても良いかな?」と思うかもしれませんね。
しかし、ボーダーは110点から120点の間であり、3〜4問以上のミスは命取りになるかもしれません。
まずは、現代文入試問題です。
2026年度の大問一の現代文のテーマは、ランケ・マルクス・エンゲルスの歴史の捉え方を対比した評論。
しかし、2025年度は日記とは何かを歴史的変遷を追いながら考察したもので、必ずしも特定のジャンルではなく、また、文化・文学・芸術・社会学・自然科学など様々なテーマの文章が出題されています。
長さも6000字以上で比較的長文です。
選択肢問題は内容一致問題、記述問題は文章全体の要旨の40字記述となっています。文章も、設問も標準的なレベルなので、解く時間はできれば45分以内。古文に30分程度残したいところです。
接続詞や語句問題から始まり、文章における重要部分の読み取り、論旨の読み取り、そして文章全体の要約をする記述問題、という配列。
奇問難問は全くないため、全問確実に取りに行くことが必要じゃないかと思います。
同志社大学国語入試問題 個別日程入試 古文
で、残り30分で解く古文についてですが、
2026年度は『松陰中納言物語』から出題されています。
2025年度は『今昔物語集』から出題されています。
実際に上代から近世までの文献から、説話・物語・日記・随筆など様々なジャンルから出題されているため、対策に困りがちですが難易度は基本に近いレベルに設定してあります。
だから、基本的な文章を正確に読む訓練をしていれば、古文でさほど困ることはないかな、と思いますが、語句などの基礎的な古文知識に加えて、前後の文脈から読み解くような内容把握力が問われるので、油断はできません。
一文の意味が掴めなくても、前後の構文から意味を推測する練習も必要です。
入試対策
さて、次に対策について説明しましょう。
まず現代文です。
現代文については、明らかに難しい問題をじっくり考え、長文を記述する類のものとは正反対の、限られた時間内で正確に読み込み、正しい選択肢を選んだり、記述する処理能力が問われているのだろうと思います。
一文ずつじっくり読んでいる時間はありません。日頃から段落ごとの小テーマを瞬時に掴み、論旨を導き出していく訓練が必要です。
これについては、文章を読んで段落ごとに何を言っているのか、またその段落同士はどのようにつながっているのか、文章全体の中での優先度合いはどうなのかなど深堀りする弊塾指導の「構造読解」がとても相性が良いようです。
また、「構造読解」によって文章全体の要約を行うのもとても良い訓練になります。
文章を読んで、40〜50字にまとめる練習は必須でしょうね。
次に古文。
まず語句問題、文法問題のための基本的な古文単語・文法の勉強はできていて当たり前。
特に助動詞や敬語の把握などは確実にすることです。
古文単語・文法はスタンダードな問題なので、学校の教科書などで勉強していけば大丈夫です。また、日頃から一単語ごとに訳していく逐語訳を行うことで古文読解力を身につけましょう。
もちろん先ほどにも書いた、一文の意味が掴めなくても前後の構文から意味を推測する練習も必要になります。意識していくだけでできると思います。
ただ、記述問題は一箇所のみではなく2ヶ所もしくは3ヶ所から必要内容を取り上げ、それらをまとめる必要があります。
普段から意識しましょう。
もちろん、和歌の技法を正確に解釈する訓練も必要です。
同志社大学入試問題で問われている、限られた時間で正確に読み解いていく力は共通テストにも通じるものです。
そういう意味では、共通テスト必須である国公立大学入試対策との相性はとても良いと言えるでしょう。
