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中学受験偏差値60の子どもあれこれQ&A【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

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中学受験

受験に近道はある?

そういう時代なのかもしれませんが、塾に子どもを通わせるにしても、昔に比べてごくごく短期間で成果を得られることに対価を払っている、と考えている方が多い気がします。つまり、スピード、タイムパフォーマンスというものを過剰なまでに重視するのです。受験というゴールが決まっている以上、仕方ないのかもしれませんが。

YouTubeなど様々な動画のサムネイル、インターネットでの投稿を見ていると、「〇〇をするだけで英語をマスターできる」とか「〇〇がすぐにできるようになるたった一つの方法」、「読解力はこの3つさえできればつく」、「〇〇をたった1週間でマスターする方法」など、いかにも時間がない人にとって魅力的に聞こえかねない題名が多数。

一応どのような内容か見てみると、まったくもって大したことを言っていなかったり、ともすると科学的エビデンス0の単なる視聴数稼ぎのコンテンツだったりします。
私自身結構いろいろと動画漁りをしている方だと思っていますが未だ残念ながら(学習に関してですが)「なるほど!すごい内容だ!」と思うものはほとんどありません。
しかし、こういった内容の動画の視聴者数が多いのも事実です。

つまり、「受験の近道」を探している人が非常に多いということなのです。

「慌てる乞食はもらいが少ない」ということわざがあります。
先を争ってもらおうとすると、却って得られるものが少なくなるという意味ですが、
乞食に例えるのは気が引けますが、これは、今の時代のビジネスシーンでは当てはまらないでしょう。
ビジネスにはスピード感がとても大切だからです。
しかし、こと学習においてはどうでしょうか。

学習においては全く逆だというのが私の考えです。
じっくりとあらゆる手を尽くして考え続け、少しずつ答えに近づくように
コーヒーを一滴ずつドリップしていくように
上積みしていった知識や能力は本物です。忘れることがないのです。
慌てて短い時間で、下手をすると何も考えずにただ頭の中に入れた知識や能力は、すぐに抜けていきます。

テスト前夜に徹夜して頭に入れた知識が、テストが終わったとたん抜け落ちていくのと似ています。

あらゆるものがあっという間に過ぎ去っていく現代であるからこそ、ちゃんと時間をかけて、一生残る本物の学力を身につけてほしいと本気で思っています。

 

中学受験偏差値60の子あれこれ

とりとめのない前置きがとても長くなりましたが、そのような訳で読む方が膝を打つような投稿をしようと思います。今回、私立中学受験における偏差値60の生徒に関するものを書こうと思います。(※四谷大塚偏差値を目安としています)
「偏差値60ってどんな子?」
この疑問、とっても多いのです。
これを私の経験による主観とありったけのエビデンスでお伝えしていきたいと思います。

 

Q1.偏差値60の子ってもともと頭がいいの?

そんなことありません!すべては努力次第です!・・・と本音は言いたいところですが、実際にはそうとも言い切れないことがあります。
これは、ほとんどが私の経験による主観で、明確なエビデンスが少ないので、当てはまらないというご家庭ももちろんあると思います。
今の時代に逆行しているかもしれませんが、あまり綺麗事は好きではないため、思ったこと感じたことをあけすけに書こうと思います。

大学入試を経て、社会人になっていくと勝敗を決するのは努力だと言い切れます。努力なしに高い地位を築いたとしても、積み重ねがないペラペラな人になど誰もついていかず、結局は努力してバックボーンが分厚い人に負けてしまいます。
しかし、中学受験ではそうではない現状が確かにあります。20年近い経験で言わせていただくならば、
偏差値60の子は、他の子に比べて大きく以下の3点が大きく違うと思います。

①学ぶことに対する好奇心が強い
②記憶力が高い
③勉強量が多い

①学ぶことに対する好奇心が強い
学習において最も大切な要素は何か、と言われて、情報処理能力とか言語能力、グリッド、レジリエンスなど様々言われますが、本当にそうでしょうか。
たしかにそれらはなくてはならない重要な要素ではあります。ただし、「最も」重要な要素は間違いなく
そこではありません。

それは、「好奇心」です。

「好きこそものの上手なれ」とはよくいったもので、好きなものに対しては脳内の意識が自然と集中されます。意識が集中すれば脳内の神経細胞も活性化します。人は楽しいことをしているときや新しく知識を得て快感を感じたとき、目標を達成したとき、ドーパミンという神経伝達物質が分泌され、学ぶことが気持ちよく、楽しくてしょうがない状態になります。
まさに没入です。
人は対象に没入すると、頭の中で強化サイクルが回り始め、能力がとても上がります。
まさに「好奇心」とは、この没入をするために必要なものです。

偏差値60の子は学ぶことに対してとても前向きであることが多いのです。
これは、生徒の指導をしている講師の方ですと必ず同感を得られると思うのですが、
偏差値60以上の子が集まる教室で授業をすると、感動する回数が他のクラスの子より多いことが実感できます。
「こんな解き方があってな、ここをこうして…」
「すげえ!!!」
「何これ!めっちゃいい!」
「面白れー!」
こんな言葉を連発します。
新しい解き方や切り口、知識を知ったときの感動の量が圧倒的なのです。
感動できるのは、「好奇心」があるからです。

②記憶力が良い
これも、偏差値60以上の子が集まる教室で授業をすると気づくことがあります。
新出単元などで小テストを実施して、他のクラスの子と比較するととても分かりやすいのですが、
偏差値60以上の子たちは、とても記憶力が良いことが分かります。

例えば、新しく習った内容をすぐにテストで確認すると、偏差値60くらいの生徒は約8〜9割程度、必要な用語を覚えています。他のクラスだと、それが3割とか4割などになることも当たり前にあります。
この辺は、初めてやる内容だから知ることができて面白い、という好奇心がもたらす影響が大きいのかな、とも思います。

③勉強量が多い
そりゃそれだけ点数取るのだからたくさんやっているのは当たり前だろ、って思われた方、正解です(笑)
ただし、そこはやはり小学生なんでしょうね。実際に長時間学習をしている子の多くは親パワーです(笑)
自分からどんどん学習を進めていく子は、この偏差値帯でもやっぱり少ないです。
親の圧力が強いので、彼らもやらざるを得ない状況です。
でも、本当にやらない子はそれでもやらないのです。
彼らは、やらなければ成績が下がる、それは嫌だ、できなくなるのも嫌だ、だから頑張る、という思考回路はあるものの、やるのです。やり続けることによって、やることが当たり前になり、やがて歯を磨くように、つまり当たり前のように勉強をすることにつながっていきます。このレベルに到達すると、量が質に転換します。
つまり、同じ学習をしたとしても得られる知識の量が多くなります。
これにより、学習効率が高まり短時間でどんどん学習が進められるようになるのです。

 

Q2.偏差値60の子はどんな勉強をしている?

これはよく聞かれる内容です。
高い偏差値を取るのだから、さぞかし特殊なやり方をしているのだろうと思う人もいるようです。しかし、実際には特別なやり方をしている子はいません。
ただ一つ、他の偏差値帯の子たちと違う点があります。

それは、「宿題をちゃんとやる」ということです。

「え?そんなの当たり前じゃない?みんな宿題はやってるんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、残念ながらやってこない子が一定数いるのが現状です。
これは数の差はあれどどの塾でもあります。
偏差値が下がっていくにつれ、宿題をやる子は減っていきます。または形だけやって全く身についていない、ということもあります。
もちろん真面目に正しくやってくる子はいます。
ただしそういう子は遅かれ早かれ現在いるステージから上がっていきます。結果、やらない子が停滞していくという構図になります。

この「ちゃんとやる」が意外とクリアにならないポイントなのです。
宿題をきちんとやったかどうかは、小テストをすればすぐ分かります。算数ならば同じ問題だが数字だけ違うもの、理科ならば一問一答を逆に使ったもの、例えば「葉が光をあびて水と二酸化炭素から酸素と養分を作り出すはたらきをなんというか」という問いに対して、「光合成」と答えるような単純な用語の問題を、問題を見て用語を答えるのではなく、用語を見て問題を答えるように、普通の一問一答を逆に使うテストです。

そして偏差値60の子たちはこの正解率がとても高いのです。
宿題をやる際に、ただの丸暗記ではなく意味を考えながらやっていないとできません。
そういうと、「うわぁ面倒くさい」と思うかもしれません。
しかし彼らは「丸暗記の方が面倒くさい」と思うのです。

意味もわからず頭に入れるナンセンス、これを面倒くさいと言わずしてなんというのか…つまりちゃんと理解しないと覚えたくない、という欲が宿題の精度を高めているのです。

 

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