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【2025年度】名古屋大学入試問題分析【愛知県日進市香具山の国語専門個別指導塾】

名古屋大学入試問題分析 2025年度の名古屋大学の国語(文学部・教育学部・経済学部)の入試傾向と対策について書いていきます。 名古屋大学の国語は、制限時間は105分、大問一は現代文評論、大問二は古文、大問三は漢文の大問三題構成です。 2025年度の難度は、昨年度とあまり変わらず、本文の分量については、大問一は昨年度より減少し、大問二は昨年度より増加、大問三は昨年度より若干減少しました。 名古屋大学の国語の入試問題の大きな特徴は、要約力が求められるということです。すべての大問で、文章の内容を要約させる記述問題が出ており、文章中の筆者の主張を正確にかつ迅速に把握し、決められた字数におさまるように要約するという力が必要になります。 具体的に、2025年度の入試問題を見てみましょう。 大問一の問六は、100字以内で本文に即した記述問題で、本文の核となる部分はとらえやすいものの制限字数内におさめるのが難しかったと思います。 大問二の問四は、本文の和歌の内容説明をさせる記述問題で、本文の人物関係・状況の正しい把握が必要なのに加えて、和歌のルールなどもしっかり理解しておく必要があります。 大問三の問七では150字以内で本文の主張を問う記述問題が出題されており、この問七の内容で点数の差がつくと考えられます。 それでは、どのような対策を練ればよいのでしょうか。   名古屋大学合格のための攻略 ポイントは以下の3つです。 ①現代文・漢文の要約 ②言語事項 ③古文逐語訳 まず、大問一の現代文です。 上記の問六のような内容説明の記述問題で差がつきます。普段、国語の問題を解く際に、ただ設問を解くだけではなく、要約を100字以内で行うなどして、要約力を身につける練習が必要です。 それに加えて、漢字や語句の意味などの取れる問題を取りこぼさないことが重要です。 そのために、日頃から、上記のような記述問題の演習だけでなく、漢字の読み書き、接続詞・副詞などの穴埋め問題などの問題にも取り組む必要があります。 次に大問二の古文です。 古文単語や文法を一通り身につけることは、入試に限らず当然必要なのですが、説明問題や現代語訳の記述問題に対処するためにも、古文の問題を解くときは、逐語訳(原文の一語一語を忠実に翻訳すること)を行い、解答の現代語訳と見比べて、現代語訳の精度を上げていきましょう。 そのときに重要なのが主語を入れて現代語訳をつくることです。 古文において、もっとも難しいものの一つに主語の特定があります。「誰が、どうした」という文脈を常に意識していくことで、確かな古文の力が身についていきます。 併せて、2025年度の問三の和歌の現代語訳のような問題にも対応できるように、和歌の基礎知識も勉強しておく必要があります。 最後に、大問三の漢文です。 当たり前ですが、まずは基本の句法・語法をしっかりと学んでおきましょう。それを踏まえた上で、諸子百家などの思想・古代中国の文化、時代背景などにも触れておくことが大切です。古代中国のおおまかなパラダイム(認識のしかたや常識)を知っておくことで、漢文のいわゆる「落ち」が先読みでき、読解が非常にスムーズになります。また、2025年度の大問三の問七のような150字以内の長文記述にも対処できるように、日頃から100字程度で本文を要約する癖をつけておくと、要約力が身に付いていきます。 修英塾では、「100字要約」という、文章要約の力がつく講座があります。 要約は、センスが必要な敷居の高いものではなく、誰でも身につけられる「技術」です。 くっついている具体例や比喩などを剥がし、主張だけにしてそれらを適切に接続していく「技術」です。 適切な練習をしていけば、必ず身につけることができます。 文章を要約して、自分の言葉で本文を説明することは、現代文・古文・漢文などすべての本文の理解につながり、読解力も上がっていきます。この読解力は、名古屋大学の入試問題や、共通テストでも役に立ちますが、お子さんが成長して社会人になった後も、文章の意図を読み取ることは、人生を通して役に立ってくれるでしょう。

【2025年度】愛知県公立高校入試問題分析【愛知県日進市香具山の国語専門個別指導塾】

難度は平年並みだが、点はとりやすい 2月26日に公立高校入試問題が実施されました。それについて、少し分析結果と見解を述べたいと思います。 まず、全体的に昨年と比較して難度は少し易化しています。 具体的に見ていきましょう。 ①文章量が全体で大幅に減少 ②設問の易化 ②物語文ではなく随筆文での出題 ③部分点が取りやすくなっている という特徴があげられます。 大問1の問題文ですが、例年変わらず論説文が出題されています。今年もそこは同じですが、昨年度と比較して文章量が500字程度減少しています。行にすると、20行弱くらいですから、受験生にとって非常に負担減となります。 さらに、2024年度に出題された、6つの脱落文補充問題がなくなり、問題文内容に沿っているものを3つ選ぶという問題に変わっています。しかも、完全解答ではないため部分点が取りやすくなっています。 ただし、近年みられる傾向として、論説文の後半でいわゆる筆者の主張がまとめられる段落になると、急に内容が難解になることがあります。 当然その部分から出題されており、(四)は本文照合の選択肢問題で、適当でないもの2つを選ぶ完全解答問題でした。ここは2つ合ってはじめて2点取れる問題であり、正確に文章と照らし合わせる「精読力」も必要とされるため、苦労した受験生も多かったはずです。 おそらくここが決定的に差の出る問題だったのではないでしょうか。 配点は22点満点中7点でした。 大問3は、近年はずっと小説でしたが、今年度は随筆文でした。大問1に比べるとずいぶん易しく、配点も8点と高かったため、国語に自信のない子は、ここから先に解いていくとよかったかもしれません。 古文についても、あまり差がつかないような易しめの問題でした。 実際に、愛知県でのトップ校である旭丘高校や明和高校、向陽高校を受験する子達は、国語の公立入試問題であれば22点満点中20点くらい、つまり1~2問程度しか落とせません。 瑞陵、千種、菊里でも、18点より下だと他教科や内申点にもよりますが、かなり厳しいでしょう。 「みんなが取れる問題を取りこぼすエラーをしない」というのが公立高校を受験するうえで最も求められるスキルなんです。難問が多く、6~7割を取れば合格できる私立高校と求める力がまったく違います。 完全に個人的な意見、というかぼやきに近いですが、公立受検では今年17倍という驚異的な倍率を出した中学校があります。1~3倍というのが相場の公立高校からは想像もできないような数字です。 同じ公立なのに、明和高校附属中学校の適性検査は、当初発表されていた「過度な受験学習を必要としない学習」ではとてもじゃないが通過できない高難度、さらに範囲は副教科にもわたる内容でした。短時間でミスなく長文を読み解き、高速で思考する生徒しか解ききれないものでした。 公立高校とは、受ける層が違うと言ってしまえばそれまでですが、どうも早い段階から能力の高い子を獲得しようとする県側の思惑が透けて見えるような、そんな印象を受けました。

【2025年度】ヒーローインタビュー東海中学合格Hくん【愛知県日進市香具山の国語専門個別指導塾】

ヒーローインタビュー あなたが合格した中学校を教えてください。 東海中学です。 修英塾に入る前はどんなことで悩んでいましたか。 行っている大手塾のテストで、国語の偏差値が50半ばくらいで安定してしまっていたことと、理科で範囲が決まっているテストは取れても、範囲のない実力テストになると点数が取れなかったことで悩んでいました。 修英塾の体験授業はどんな印象でしたか。 先生が細かく説明をしてくれて、とてもわかりやすかったため、頭の中にすっと入ってきて、問題が簡単に思えました。 入塾してからどんな変化がありましたか。 毎月の国語のテストで、偏差値が50半ばくらいだったのが67になり、東海中プレでも14位という成績が取れました。 志望校に合格して、あらためて修英塾の授業や指導はいかがでしたか。 今まで、塾のテストは暗記については偏差値で65くらい取れていたが、東海中学の過去問は手強く、なかなか点数が取れませんでした。そこで、先生が基礎に戻って一つ一つ深めて教えてくれたので、応用問題や本番の入試でも十分対応できました。 自分がしていてよかったと思う学習を教えてください。 僕は、やったことをすぐ忘れてしまうので、先生と一緒に解いた問題を次の日の朝と1週間後にふたたび解き直したことが良かったです。   実際の受験対策ストーリー 【修英塾塾長より】 開校一年目ということもあって、入試を間近に控えた生徒の受け入れもしておりました。 Hくんも夏も終わってからの入塾でした。 大手中学受験塾に通っており、国語の読解方法がわからないとのことで、早速体験授業をしました。 読解公式を披露したところ、驚きと発見で(だと思いますが)とても目が輝いていたのをよく覚えています。 入塾してからしばらくは、東海中学に絞らず論説文全般の読解練習をしました。全国の過去問を使用しました。東海中学の論説文は難度が高いため、ぎりぎりのタイミングでも良いと判断したためです。まずは一般的な類比・対比型の文章を読んでもらい、一文ずつ内容を細かく説明をした後、全体の論理の流れをできるだけシンプルかつ具体的にして伝えました。 設問よりも、読解に重きを置いた学習です。 2か月ほど経過した頃です。 通っている大手塾の模試でとても好成績を残しました。こと国語については、これまで取ったことのない過去最高の偏差値を取り、これを機に論説文の鬼と化したHくんは、とにかく授業で習った線引きを徹底して行い、より正確により早く設問に答えることができるようになりました。 自信がついたことと、生来の素直さが化学反応を起こし、一気に伸びた典型的な例です。 そのままの勢いでいけばよいのですが、テストは水物とはよく言ったもので、なかなかそういうわけにはいきませんでした。物語文の対策はまだしていなかったので、物語文が難しいテストになると、大きく点数を下げてしまったのです。悪いことはまとめてくるもので、理科のテストもこのころになると、範囲も広く高難度なため解きづらく、同様に点を下げてしまいました。 二科目も大きく凹むと、合計偏差値も想定よりも随分下がっていました。 あわてたご家庭から理科の東海中学対策も依頼され、ここから国語・理科のダブル強化対策が始まりました。何せ直前期ですから、こちらもてんてこ舞いです。国語については、事前にカリキュラムを組んでいたため、当日に間に合わせる自信はありました。しかし、過去のテスト分析結果や授業での様子などを総合すると、理科については弱点が「思考力」であったため、短期間でどう上げていくかかなり悩みました。 暗記単元についてはかなり強く、大手塾の偏差値でも60はくだらないような成績でしたが、思考する問題については得手不得手によって偏差値の差が10以上にもなるような状況だったのです。 とにかく、全国の入試問題から思考の、しかも東海中学と同傾向の問題を選び出してそれらを丁寧に解説することにこだわりました。 結果として、第一志望校である東海中学に合格できました。正直、内心ひやひやしていましたが、ほっとしました。 お母様のお手製の、東海中学過去問を約10年分にわたって分野別にした冊子をひたすら何度もやっていたことも、勝因の大きな一つだと思います。 大きな挫折を乗り越えたHくん、本当におめでとう!これだけやり切れた子はほとんどいません。どうか自分に誇りを持ってこれからの人生を歩んでください。

【2025年度】春期講習のお知らせ【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

春期講習のお知らせ 国語・化学専門個別指導塾「修英塾」から春期講習のお知らせです。 気持ち新たに新学年を迎えられる皆様、おめでとうございます。 学年がひとつ上になることで、決意を新たにしている方も多いと思います。 さて、当塾では3月25日から4月6日までの間、春期講習を行います。 夏休みと違って、春休みは短いという学校がほとんどです。 当然この期間でできることは限られています。 しかし、内容をぐっと絞って学習することで高い効果を得られることも確かなのです。 いわゆる「選択と集中」です。 「新しい環境に慣れるまでは少し様子を見よう」という意見もこの時期は多いのですが、早く行動される方はその分アドバンテージができます。慣れていないときだからこそ、学習におけるアドバンテージを取っておくことは非常に理にかなった行動ではないでしょうか。ましてやそれが苦手単元ならばなおさらです。 学年が上がれば、目の前の学習に追われて、過去の苦手単元の復習がより困難になります。 この機会にぜひ集中した学習をされることをおすすめいたします。 当塾では、他の塾に通いながら、苦手分野のフォローをするために通われるお子様が多くおられます。 早いうちに国語の力をつけさせないと、との考えから通われているお子様もおられます。 みなさま、色々な思いを持って当塾に来られます。 その思いに応えるべく、できるだけお子様や保護者の声に耳を傾けます。そして、大手集団塾のように、決まったカリキュラムで進んでいくのではなく、随時修正を加えながらお子様の学力伸長のために様々な提案をしていきます。 気になるけれども、迷われている方は、当塾のブログをお読みください。 当塾の理念にご賛同いただける場合は、ぜひお問い合わせください。 下記からお好きな講座を選んで、ホームページの「問い合わせフォーム」からお問い合わせください。 体験の日時打ち合わせやご相談事など素早く連絡が欲しい場合は公式LINEにご登録ください。入塾されていなくても、ご自由にご登録いただけます。 ただ今、生徒の数が多くなってきており、ご希望の日時で受講することが難しい場合もありますので、ご了承ください。 なお、すでにお通いのお子様は、これまで通りのペースでお通いいただくことができます。併せて春期講習も受講することができます。自由にオーダーをでき、価格は塾生価格としてご受講いただけます。   ■■■■■■■■■■■■■春 期 講 習 概 要■■■■■■■■■■■■■ 【期間】2025年3月25日~4月6日 ※3月29日(土)30日(日)、4月5日(土)は休校日です 【開校時間】10:00~21:00   【国語】   東海中学に向けた記述対策講座(80分×4回38,400/円) 滝中学に向けた記述対策講座(80分×4回38,400/円) 南山中学女子部に向けた記述対策講座(80分×4回38,400/円) 上記難関中学の国語を攻略したい新小学6年生対象 国語は、他教科に比べて難度が大きく変動しないことから、過去問を利用した記述にフォーカスした指導を行います。記述は、正しい解法を指導し、講師の目の前で書かせて我流の癖を修正し、練習を積み重ねることで正確な解答を作ることができるようになります。大手集団指導塾に長年在籍していた塾長だからこそ分かる、集団指導ではできない「生徒の癖を見抜いた記述対策」を行います。上記の学校のいずれかをお選びいただけます。   記述対策講座(80分×4回/38,400円) 記述が苦手な小学生・中学生・高校生対象 記述のイロハから難関校の記述問題まであらゆるレベルに対応して記述の解き方の説明そして、解く練習をします。またそれを目の前で見て、添削していきます。必ず得るものが大きい、人気の講座です。   論説文読解攻略講座(80分×4回38,400円) 論説文が苦手な小学生・中学生・高校生対象 論説文の読み方から記述問題や抜き出し問題、選択肢問題の解答へのアプローチの仕方など、具体的に解法を伝え、実際に練習をしていただきます。   物語文読解攻略講座(80分×4回38,400円) 物語文が苦手な小学生・中学生・高校生対象 物語文の読み方から記述問題や抜き出し問題、選択肢問題の解答へのアプローチの仕方など、具体的に解法を伝え、実際に練習をしていただきます。   古文攻略講座(60分×4回28,800円) 古文が苦手な中学生・高校生対象 古文を苦手とする方が非常に多いことから生まれた講座です。 品詞分解を丁寧に指導し、文章の読解を行います。単語力と古文読解の力がつきます。   100字要約講座(60分×4回28,800円) 国語の記述問題が苦手な小学生・中学生・高校生対象 論説文を用いて、筆者の主張が書かれているところを独自の読解公式にもとづいてチェック、見える化し、それらをまとめ上げて要約文に起こします。文章を素早く正確に読めるようになり、記述力に加えて読解の力もつきます。   【理科】   中学受験の「てこ」特訓講座(80分×4回38,400円) 新小学6年生対象 てこをたくさん解いて感覚的に覚える、ではなく、てこの原理を言語化して論理的に解いていくという講座です。感覚的だと、やっていないものは解けません。しかし、言語化することで、応用がきき、初見の問題でも解く道筋が見えるようになります。 てこの初歩からスタートし、難関校レベルまでできるようになります。 てこが苦手な子から得意な子まで広く受講いただけます。 他にはないオリジナルプリントを使った「てこ」の言語化がこの講座のコンセプトです。

【2025年度】東海中学入試問題分析【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

2025年度入試結果 2024年度の分析でもお伝えをしましたが、東海中学の入試においては、予め出題方針が発表されています。国語については、以下のようになっています。 ・日本語を正しく理解し、また表現できること ・言葉や態度から相手の心情を読みとれること。また、自分の素直な感情を言語化できること。 ・社会的なことに興味関心を持ち、よく考え、自分の意見を持てること。さらに表現できること。 ・多くの情報を決められた時間に正確に理解できること。さらに表現できること。 (「東海中学校各教科の出題方針と留意点」について) それでは、上記のものに照らし合わせて分析をしていきたいと思います。   2025年度東海中学入試平均点   国語 算数 社会 理科 総合 受験者平均点  56.3↗  43.2↘  74.6→  58.9↗  233.1↗  合格者平均点 63.5↗ 55.9↘ 81.1→ 66.3↗ 266.8↗     ※矢印は、昨年度と比べてのもの。↗は点数上昇(易化)、↘は点数下降(難化)、→昨年並みで、全体的に易化が認められた。 それでは、入試問題の分析に入りましょう。 まず、漢字です。漢字は入試出題方針より、小学校範囲内と明言しているので、絶対に小学校範囲から飛び出すことはありません。 難度としては、例年よりも簡単でした。漢字で満点(約12点)、慣用句で満点(約3点)は確実に取っておきましょう。 まずは、データから考察します。 国語の受験者平均点が昨年度に比べ、約4点以上上がっています。 たった4点?と思うかもしれませんが、我々指導する側の人間からすると、平均点が4点上がるということは難度としてはかなり下がっているという印象なのです。全員が小問1~2問プラスで正解していないとそれだけ平均点が上がらない訳ですから。 そして、次に「合格者平均点―受験者平均点」をみてみます。 昨年度は差が8.1点でしたが、今年度は6.8点です。若干差が縮まっています。これは、合格者が正解している問題があまりばらけていない、つまり言い換えると受験者が皆同じ問題を取りこぼしている、ということです。 ここを取ることができれば、一気に有利になるのではないでしょうか。   論説文分析 例年通り、論説文と物語文に分かれております。 まず論説文ですが、文章難度は普通よりむしろ易しめであると思います。内容が分からないということはまずないでしょう。 次に設問について見ていきます。 問1~10まであり、問10以外はすべて易しいため、取り切れると思います。 問10は、文章中の「嫉妬」という言葉と、文章にない「憧れ」という言葉の違いを50字でまとめる問題になります。 実際には、ほとんど文章中の言葉を使って答えることができるため、さほど難度が高いものではありません。ある程度論説文ができる子であれば、問題なく解くことができます。 うまくいけばここまでで4割以上得点できます。   物語文分析 問題は、その後の物語文です。合格者平均を取ろうと思うとあと20点は欲しいところです。 余談ですが、東海中学の物語文は、通常ではあまり考えられない環境や状況で物語が進行していくことが多いです。学校側が謳う「多様性」への共感力があるかどうか、ということが聞かれているのではないかと思います。常に小説を読んでいる子どもは共感しやすいでしょうが、そうでない子どもの方が圧倒的に多いはずです。対策としては、「世界は自分が思うよりずっと広い」のを知ることだと思います。旅行へたくさん行くことも、いろんなイベントの場に顔を出すのも、新聞を読む、ニュースを見る……たくさん手段はあります。 話を戻しましょう。 設問は全部で11問あり、うち純粋な選択肢問題だけだと5問です。これだけでは20点以上は微妙です。残りの5問のうち、小問で1つ選択肢問題がありますので、ここを取れば合格者平均あたりには届きそうです。つまり、最初のデータ考察も鑑みて、合格した子たちの多くは、漢字と物語文はほぼすべて取り切り、論説文では記述以外の選択肢問題を正解していると考えても良さそうです。 合格最低点は242点。1教科6割です。ぎりぎりを狙うのであれば上記の取り方で良いかもしれません。しかし、東海中学入試の算数は、全国的にも難しい問題が多く6割を取るというのは容易ではありません。理科社会で取れる、という子はそれでも良いかもしれません。現実的には国語6割、算数4割、社会8割、理科8割取ることができれば少し余裕をもって合格できます。 とはいえ、物語文の記述ができるに越したことはありません。 以下に物語文の記述問題の分析を書いていこうと思います。 まず、問2「こういうとき」とはどのようなときか。「とき」に続くように15字以内で答えなさい、という問題です。 字数だけ見ればなんてことはなさそうですが、ややくせ者です。母親がもしかしたら重い病気かもしれない、というほぼ確信に近いものを持ちながらそれを秘密にしている母親本人に聞くという状況を答えればよいわけです。長々と書くのではなく、端的に表さなくてはなりません。これはなんとも聞きづらいな……と想像した上で、実際に会話の中に「聞きづらかったら、ぼくが聞こうか?」という台詞があり、そこをピンポイントで見つけられれば正解が取れます。 問3「今になって、わたしはずっと不安だったんだと思い至った」とあるが、わたしの心情について60字以内で説明しなさい、という問題です。 物語を不得手としている子にとって、「一体何をどう答えればいいんだ?」という、一見出題意図が曖昧に見える問題ですが、「不安だったんだと思い至った」=「不安であることに無自覚だった」もしくは「不安であることから目を背けていた」ということが想像できそうだが、直後の文章から、「見てみないふりをしていた」とあるので、後者だと分かります。 あとは、傍線部の直後の文章を60字でまとめることで正解できます。 問6「うちと朱美ちゃんちは、運命共同体ってわけなの」とあるが、どのような点で「運命共同体」なのか。30字以内で説明しなさい、という問題です。 運命共同体をどう取るかが肝ですが、もし知らなくても、母の台詞で、共同生活によって大人が4人に増えれば誰かが抜けても子どもたちを守れる、という意味合いのところを要約できれば得点できます。 問10「お母さんと朱美さんの作戦は、あながち間違えていなかったかもしれない」と琴美が考えているのはなぜか。30字以内で説明しなさい、という問題です。 誤答として、「一人だと悩んで不安に押しつぶされそう」というものがあります。 この傍線部の前に「野々花がいてよかったと心から思う。」と記述されていることに注目して、野々花がいることでよかったことを書かなくてはならないと判断できればマルです。 問11「他者が勝手に決めた」ことで、最初は反感を覚えつつも、最終的に納得できることの具体例を考え、90字以内で説明しなさい、と言う問題です。 これまで書かなくてはならなかった「経験」だったものが「具体例」と言われてほっとして書きやすく感じた子もいたことでしょう。 指導する講師の多くは、「嘘でもいいから経験しているように書きなさい」ということを言っています。実際に生徒づてによく聞きました。以前から私の中では違和感がありました。子どもに嘘をつけ、と言っているようなものですから。嘘も方便といいますから、多少は仕方がないかもしれません。気持ちはよく分かります。しかし、嘘をおおっぴらに、しかも事細かく記述することにためらいを覚える子どもは少なくありません。 「そんなの書けない!」という子は多いのです。 前述の分析をご覧いただければ、無理をして書かなくとも合格ラインに乗せることができることはおわかりだと思います。もし書くことが難しければ、躊躇せず他の問題の確かめをした方がよいでしょう。 ちなみに、記述問題でものすごくよく聞く言葉である「何でもいいから書きなさい」は、ちゃんと考えたい子どもにとって逆効果です。別の機会に記述問題の解き方シリーズをブログにします。それを見ていただければと思いますのでここでは簡単に記載いたします。 まず、何でもいいからといいますが、合格したい子にとって何でもいいわけがないのです。さらに、指定文字数書かなければ採点すらしてもらえません。何でもいい、で指定文字数かくことの方が逆に難しいのです。 自由記述は字数が多いことから、本校から渡されている下書き用紙をちゃんと使うことが正解を勝ち取るカギとなります。下書きを書いてから字数調節をするのがセオリーです。 余談ですが、実は多くの大手集団指導塾では、下書きを書く手法を指導しません。というより、指導する時間がない上、板書では指導しにくいものでもあります。結果、子どもに書かせて提出してもらい、それを後日1枚ずつ見て添削作業を行うことが多いです。 しかしそれも1回だけ。2回目は別の記述テーマで書かなくてはなりません。 だから答案を返された方は、どうすればよいか分からない。もう一度書いて再添削を行うこともできないので、結局練習ができないのです。集団指導ではここが限界です。集団指導が悪いのではなく、集団ではそこにフォーカスできないだけです。 そこで個別で国語を専門で見ることが出来る修英塾の自由記述対策の出番です。 書き直しは完成するまで何度も行います。その都度添削して、どこが良くないか、どのような文章にすればよいかをつぶさに伝えていきます。書いているときの手の動きによって、どういったところで迷うのか、または時間をかけてしまうのかがよく分かります。そしてそれを踏まえた対策授業を行うことができます。 記述を修英塾で学習することはお子様にとって大きな実りとなるはずです。

【2025年度】卒塾生ヒーローインタビューラサール中学合格Yくん【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

ヒーローインタビュー あなたが合格した中学校を教えてください。 ラサール中学です。 修英塾に入る前はどんなことで悩んでいましたか。 偏差値が夏から下がっていたこと、そして国語と理科が特に足を引っ張っていたことです。 修英塾の体験授業はどんな印象でしたか。 修英塾独自の読解方法を教えてもらい、この方法を使いこなしたいと思えました。 入塾してからどんな変化がありましたか。 先生がたくさんほめてくれるため、自信がつきました。 志望校に合格して、あらためて修英塾の授業や指導はいかがでしたか。 毎回、授業は楽しく、わかりやすかったです。 自分がしていてよかったと思う学習を教えてください。 漢字や語句の間違えノートを作り、テストの前に毎回見直しました。   実際の受験対策ストーリー 【修英塾塾長より】 開校1年目ということもあって、入試を間近に控えた生徒の受け入れもしておりました。 Yくんも同様で、入試の数ヶ月前に入塾したときには、通っている大手進学塾の偏差値でいくと、志望校偏差値よりも足りていない状況でした。弱点は国語の長文記述と理科の「てこ」「浮力」、そして単元にかかわらず長文がからむ問題でした。 長文を読んでいる途中で考えている過程を見失ってしまったり、主語述語の関係を混同してしまい、問題が解けないということが多くありました。 そこで論説文の読解が苦手なのではと考え、根本の原因を指導を通して探っていったところ、やはり論説文の読解力不足が原因ということが分かりました。 そこで、理科の時間をいったん過去問の論説文の読み解きにまわし、読解と記述対策に全精力を注ぎました。記述でも、主語述語の関係が曖昧な文章を書くことがあったため、きちんとした文章を書かせることにフォーカスした指導を行いました。 その甲斐あってか、読解がみるみる上手になっていきました。 頃合いを見計らって理科の長文問題対策を国語と並行して行うようにしました。 読み方が分かってくると、あとは自動運転です。自分で文章を1文ずつ意味確認しながら読んでいき、図化することを繰り返していくことでいつしかラサール中学の理科長文問題は7~8割程度得点できるようになっていました。 同様に、国語の長文記述も、ラサール中学の場合は100字前後が多くあり、記述を避けて通れないため、徹底して解答への筋道を覚えてもらいました。 受験学習なので、ずっと黙々とやり続けるイメージかもしれませんが、まったく違いました。きゃっきゃ言いながら面白おかしくやることもしばしば。こういうことができるのも個別指導の良いところでしょう。 結果的には気持ちが下がることなくできたそうで、ちゃんと第一志望校であるラサール中学に合格しました。   中学受験におけるポイント   彼の受験学習の大きなポイントは2つです。 ひとつは、「メンタルケア」です。 5年生までは成績が良く、このままいけば志望校も合格できる!という子も、6年生になると急に成績が下がることがあります。5年生まで狭いテスト範囲を暗記で乗り切ってきた子などはとくに顕著です。 6年生になると広い単元から出るので、どの知識を使えば良いか分からない。だから、思考力で暗記の足りないところを補うのですが、その思考力が弱い子が多いのです。 いったん下がると自信をなくしていきます。 Yくんの場合も同様でした。連続で成績が下がり、原因が分からないまま苦しい思いを抱いていました。 自信を無くしきって当塾に初めて来たときの顔が今でも忘れられません。 とても、つらそうな顔でした。 受験、やめるんじゃないかな?と第三者の私が思うほど、陰鬱な顔つきをしていました。 長く受験指導をしてきて言えるのは、小学生の受験は、「メンタル第一」と言ってもよいほど気持ちの部分が大きいということです。 緊張や不安で、試験会場に行くことすらままならない子だっています。 極度の不安で、出来る問題すらすべて書かず白紙で提出する子もいます。 何事もなく、無事で受験が出来るだけでそれはとても尊いのです。 とにかく、メンタルケアに力を入れました。 「大丈夫」「ちゃんとここが伸びている。今受けたら合格できるね」「こうやって考えたらなんでもできちゃうね」「明日はもっとできるね」 決して場当たり的ではなく、適切なタイミングで言葉をかけていきました。成長も言葉にして具体的に伝えました。 非常に理性的、論理的思考の子でしたが、気持ちがのってくると、 「これ、自分で時間かかってもいいから頑張るし、解説は待って!」 「難しいけど、自分でやる。」と、勢いは止まりません。 最後までその勢いでいけたことがYくんにとって一番良かったのかな、と今では思っています。 もうひとつのポイントは、直観ではなく、言葉で考えて答えをたぐり寄せる癖がついた、ということです。 直観でものを解く、というのは決して悪いことではありません。むしろ、解けるときは閃光の如くひらめき、勢い衰えることなくわっと解いてしまうことがあります。これ、知ってる!で解いてしまうことも必要でしょう。 しかし、中学入試というのはそういう問題ばかりではないのです。 知らない問題をいかにして知っている基本事項まで因数分解できるか、という力も必要です。その際に大切なのは、基本や原理原則を言葉にし、求める解答まで言葉を発展させていく論理的解法です。 決して勘に頼らない堅実な解法です。 Yくんはこれが上手にできるようになっていったことが勝因の一つでもあると思います。 本当につらい受験学習を乗り切ったYくんは大物だと、心から敬服しました。

ダイヤモンドオンラインニュースから考察「真っ先に鍛えるべき科目は?」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

教育ニュースから考察する 極端に苦手な小学4年生が、いったん算数をやらずにその時間をすべて国語の学習にあてていたところ、小学6年生になって、本人が絶対に行きたいという志望校ができ、そのためには算数ができなくてはならないという理由で算数を再度頑張りだし、最終的にはその学校に合格できたという話が掲載されておりました。 これは類い希なる例として捉えられるかもしれません。大手塾はこういった情報を発信しないことも多くの方が知らないことに関係していることでしょう。 しかし、塾講師をしているとこういった例は少なくないのです。 なぜこういったことが起こるのか、もしくは出来てしまうのか、ということについてお話します。 算数の多くの単元は、文章によるものです。これは文字通り文章による問題であり、文章の意味をきちんとつかめず、暗記で解法を覚えていては本当に「解ける」とは言わないでしょう。応用問題にも対応はできません。しかし、文章の意味も解法の理屈も言葉できちんと理解していれば解けるのです。 つまり、先の生徒の場合、国語の力をつけたことにより、論理的に言語でものを捉える力が上がり、算数の理解につながった顕著な例だと言えます。 現に私自身大手進学塾にて指導をしていたときに、こういったことはよく目にしました。小学生のみならず、中学生、高校生でも受験学年後半に入り、劇的な成績の伸長を遂げる子がいます。そういった子達の成績をまとめると、さまざまな要素がありますが、(それはまた別のブログで触れます)国語ができるという共通点があったのです。 さらに私自身、大手進学塾にて中学受験を志す子達を見た経験から、「今、大手塾に通っている生徒の二人に一人は、カリキュラムについていけない現状がある」という著者の意見にまったくもって同じ意見です。 ついていけない、もしくは難しいと感じているほとんどの場合、算数が原因です。これは愛知県の傾向ではなく、全国的なものです。もちろん、本当に数に対して弱いという性質もあるかもしれません。しかし、その原因に読解力不足が隠れていることも頭のかたすみに入れておいていただきたいのです。

【2025年度】卒塾生ヒーローインタビュー 南山中学男子部合格Oくん【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

ヒーローインタビュー あなたが合格した中学校を教えてください。 南山中学男子部です。 修英塾に入る前はどんなことで悩んでいましたか。 国語の文章題のはっきりとした解き方がわかりませんでした。 修英塾の体験授業はどんな印象でしたか。 答えについて根拠が曖昧であるものが一切なく、すべてはっきりとした解き方を教えてくれました。 入塾してからどんな変化がありましたか。 国語のはっきりとした解き方が分かって、短期間で偏差値が10アップしました。 志望校に合格して、あらためて修英塾の授業や指導はいかがでしたか。 志望校合格のためには、確実に必要な指導で、無駄がなくとても良かったと思います。 自分がしていてよかったと思う学習を教えてください。 国語以外でもアドバイスをしてくれて、言われた通り志望校の過去問10年分を2周したことが良かったと思います。   実際の受験対策ストーリー 【修英塾塾長より】 開校1年目ということもあって、入試を間近に控えた生徒の受け入れもしておりました。 Oくんも同様で、入試の数ヶ月前に入塾したときには、志望校偏差値よりも全体的に大きく足りていない状況でした。特に国語でその傾向が顕著でした。大手進学塾に通っていましたが、半ばカリキュラムに乗っていない状態でした。時期が時期なだけに過去問指導が一番いいだろうという判断の下、南山中学男子部の過去問の論説文だけをそれぞれの年度の過去問から抽出して解く練習をしました。 これには理由がありました。このタイミングから、併願する名古屋中学や愛工大名電中学の過去問対策をしていては間に合わないな、とテスト結果などのデータを見て思いました。ですから、作戦としては南山中学男子部対策一点集中でいきたい旨、Oくんと保護者の方にもお伝えしました。 万が一他の併願校が残念な結果に終わったとしても、南山中学男子部だけは合格できる、という対策にしたのです。他教科のアドバイスも積極的に行いました。算数は前半をこぼすことなく取り切ること、理科は傾向がはっきりしているため、過去問演習を10年分やることなど伝えました。   国語対策 具体的には、まず文章を読み、筆者の言いたいことをチェックしてもらいました。その後、一緒に読み合わせしながら、文章の意味を説明するとともに、文章の中で上位語と下位語(重要な部分とそうでない部分)を見える化し、文章を立体的に把握する解説をしました。それだけで数十分取るほど細かく指導しました。 次に設問ですが、まず課題点として選択肢問題における選別手法があいまいだったため、そこに重点を置いて選択肢問題の正しい解き方を指導しました。通常宿題はほとんど出すことはないのですが、入試まで時間がない状況でしたので、自由記述問題については、書き方を指導して自宅で書いてもらったものを授業ごとに見せてもらい、添削をしていきました。これらは並行して行いました。 脱落文補充については、文章に線を引き、立体的に捉えることによって、解法を教えるだけでよくできるようになりました。 それが正確にできるようになった頃、今度は物語文の対策に入りました。ここは、通常時間をかけてじっくり取り組んでいくものですが、直前期ということもあり、急ピッチで対策を行いました。 状況によってどのような心情になるのかをつぶさに説明していきました。本来であれば、考え想像させイメージを醸成させていくのですが、そんな時間はありません。記述問題の書き方も毎回説明し、その手順にそって解かせていきました。物語に慣れるために、大手塾のテキストの中の物語文を毎日読むという課題も課しました。 物語文の中で問題文として扱われるところは、文として一番示唆に富んだところ、もしくは主人公の感情が大きく動くところです。これを知ってほしかったので、テキストの物語文を毎日1つ読んでそれを感じてもらいました。   理科対策 ここまで順調に来ている国語対策でしたが、ここで理科についても指導依頼を受けることとなりました。 理科のいくつかの単元が基礎からぬけており、慌てたご家庭から受験理科の指導依頼も受けたのです。 この時点で残された期間は2ヶ月弱。Oくんが苦手な単元でかつ南山中学男子部に必要な単元は、「月」「ものの溶け方」「天体」「てこ」でした。これは大変だぞ、と急いでカリキュラムを組み、かといってただこなすだけにならないよう、理解させることに力点を置いて丁寧に対策をしました。 一番時間がかかる水溶液の溶解度計算から原理の説明と計算練習を行い、「てこ」「月」「天体」というように弱点を埋めていきました。 今思えば、理科の現象もすべて丸暗記で覚えていたものを、言葉で考えて理屈を理解するようにしたこと、そして何より彼の自分を極限まで追い込むほどの努力によって、素早い理解につながったことは言うまでもないでしょう。   結果 想定内ではあったものの、名電中学の結果は不合格。続く名古屋中学の結果も不合格でした。このときのOくんの心境は想像を絶するつらさがあったと思います。「南山中学に合格するための対策をしてきたのだから、めげずに頑張れば合格する可能性は高い」と励まし、指導をしてきました。 学校も行きたくない、とごねたにも関わらずちゃんと行かせた保護者の方は強い、と思います。 結果、南山中学男子部合格。後を追うように、名電、名古屋も追加で合格が出ました。 ふたを開けると、全勝。 どん底と幸せを一緒に味わった2024年度は忘れられない年になりました。 振り返ってみると、ドタバタ劇さながらの対策でしたが、Oくんも私もなんだか楽しんで学習していたように思います。 「前回よりもこれ、できるようになったね」 「明らかに選択肢の選び方が上手になったよ」 「自由記述がとっても読みやすい文章になった」 など、成長を言葉にして伝えたことで、モチベーションは変わらず、テンション高く取り組めた対策授業でした。

賢い子に育てる家庭での会話【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

言語能力を高く育てるために 突然ですが、お子様ときちんと会話をしていますか? 小学生に限らず、中学生、高校生のお子様がいるご家庭で私が知る限り、きちんとした会話がなされている所は非常に少ないのではないでしょうか。 「いや、ウチは毎日話している」 「子どもがうるさいくらい話しかけてくる」 などと、言われる方もいるかもしれません。 ここでいうきちんとした会話というのは、「正しい日本語を使った双方向の言葉の応酬」なのです。 つまり、一方的に片方だけが喋っているとか、文章ではなく単語が飛び交っている、感情的な言葉ばかりが飛び交っている、などのいびつなものではなく、お互いに意見を言ったり、言いたいことを丁寧に汲み取ったりすることなのです。 なぜこんな話をするのかというと、別のブログでも書きましたが、国語力というのは、ほぼ家庭環境によって決まります。遺伝の影響はほとんどありません。 そしてその家庭環境とは、「きちんとした会話」がなされている環境のことです。 こんな日常のさりげない場面があるとしましょう。 小学生のお子さんが迎えにきた母親と話をしています。 子「今日、Aちゃんが楽しいこと言ってたんだよ」 母「へぇ、何を言っていたの?聞きたい」 子「福は内〜、豆は外〜だって、豆は外に投げるから。ふふふ」 母「それは確かに面白いね。けれど、楽しいじゃなくて面白い、ね」 いかがでしょうか。こういう保護者のいる家庭で育つ子どもは言語能力がとても高く育ちます。 ① 保護者が言葉に厳格であること ② 頭ごなしの否定はしないこと ③ 子どもに多く話をさせること この3つはとくに子どもの国語力を上げる上で、欠かせない要素なのです。 ①は、保護者が言葉の意味をファジーに捉えるのではなく明確に把握し、子どもに正しい言葉の使い方を教えることです。また、文法にも厳格であるべきです。それによって、家庭の中で、言葉を厳格に捉える習慣ができるのです。 ②は、非常に多くのご家庭で見られる会話です。大人の否定が子どもにとっては思ったよりダメージが大きく、否定をしているとだんだん話をしてくれなくなります。 そして、困ったことに、保護者は意外と自分が子供を頭ごなしに否定していることに気付いていなかったりします。 自我が目覚めてきた子どもにとって、頭ごなしの否定は屈辱的です。やがては口を聞いてくれなくなったり、口を開いても単語でしか話さなくなります。 そんな我が子を見て、「そんなふうに育てた覚えはない」と嘆く方を多く見てきました。 否定はせず、安心して会話ができる環境が、子どもの言語脳を育むのです。 ③は、多く話をさせることによって、言語脳をどんどん活性化させることができます。 そのためには、よく話を聞く姿勢を常に持っておくことです。   賢く育てる家庭での会話ケーススタディ それでは、国語力を上げる日常生活のワンシーンを例にケーススタディをしてみましょう。 子「今日、学校でいやなことがあったんだ」 母「何?」 子「わりこみされてむかついたの」 母「どこで?」 子「鉄棒で、大放課のときにA君が」 母「誰か他に並んでいたの?」 子「うん。鉄棒で回ってたら、B君が入ってきて」 母「A君じゃないの?」 子「いや、A君が鉄棒で回ってたらB君が無理矢理同じ鉄棒で回り出したの」 母「わりこみされたのはB君じゃないの?」 子「だからそう言ってるじゃん」 このような、ちょっともどかしいやりとりは、小学生高学年であっても、いえむしろ中学生であっても経験があるのではないでしょうか。 こういうことが重なると、保護者は子どもの話を適当に聞いてしまうようになります。 子どもの方も「どうせまともに聞いてくれないから」と成長とともにだんだんと話さなくなります。 このようにして言語脳の発達が阻害されていく子ども達をたくさん見てきました。 これを改善していくことで、「伝える力」が大幅に変わります。 上記の会話も先述した3つのポイントを押さえていくと以下のような話し方になります。 子「今日、学校でいやなことがあったんだ」 母「へぇ、何があったのか最初から聞かせて」 子「大放課のとき、A君が鉄棒で回ってたらB君がわりこんできて」 母「うんうん、それでどうしたの?」 子「鉄棒がせまくなって」 母「回るスペースがせまくなって、だね」 子「そうそう、回るスペースがせまくなって、鉄棒から落ちて足をすりむいたの」 母「誰が落ちたの?」 子「A君が」 母「なぜあなたがいやな思いをしたの?」 子「だって、B君謝らずにそのまま他の子たちとげらげら笑ってたんだよ」 母「あなたは正義感があるね。それは大切にしてね」「今のを誰にでも伝わるように   最初から並べて言ってみようか」 ぜひご家庭でも言葉に厳格な環境を作ってみてください。

小学校高学年~中学生向けの読み聞かせ絵本のご紹介【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

ダイアロジックリーディング高学年向けの絵本紹介 賢い子に育てる「最高の読み聞かせ~上級編~」でご紹介した小学校高学年~中学生向けの絵本の読み聞かせ(ダイアロジックリーディング)について、感性を磨く上で良いものを2冊、ご紹介いたします。 『ヤクーバとライオン』 西アフリカを舞台にした絵本で、少年ヤクーバとライオンの出会いを通して、勇気や友情、真の強さとは何かを問いかける物語です。フランスの作家ティエリー・デデューによる作品で、日本語版は柳田邦男によって翻訳されました。     以下、あらすじ 物語の主人公ヤクーバは、村の若者として一人前の戦士になることを期待されていた。そのための通過儀礼として、彼は槍を手にし、一人で森へと向かう。そこで彼に課せられた試練は、野生のライオンを仕留めることだった。ライオンを倒すことができれば、ヤクーバは正式に戦士として認められる。しかし、もし失敗すれば、村の者たちから未熟者とみなされることになる。 ヤクーバが森の奥へ進むと、一匹のライオンが横たわっているのを見つけた。そのライオンは、以前は誇り高き王者であったが、戦いで深い傷を負い、弱り果てていた。ヤクーバは槍を構え、ライオンにとどめを刺そうとする。しかし、その瞬間、ライオンは静かに問いかける。「本当にお前は戦士なのか?」 ヤクーバは迷いながらも、ライオンと対話を続ける。ライオンはさらに言う。「お前が本当の勇者ならば、傷ついた敵を倒すことが正しいことなのか、よく考えるがよい。」その言葉に、ヤクーバは自問する。村の掟では、戦士になるためにはライオンを倒さねばならない。しかし、今目の前にいるのは、もはや戦う力もないライオンだった。 やがてヤクーバは槍を下ろし、ライオンを殺さないことを選ぶ。それは、自らの信念に基づく決断だった。しかし、村に戻ったヤクーバは、戦士として認められなかった。村人たちは彼を臆病者だと非難し、仲間として受け入れなかったのだ。 失意のヤクーバだったが、やがて彼は新たな道を歩み始める。戦士にはならなかったものの、ライオンとの出会いを通じて、彼は本当の強さとは何かを学んだ。やがて彼はライオンと特別な友情を築き、互いに敬意を抱きながら生きていくことを選ぶ。 本作は、単なる勇敢さや力の強さだけが「戦士」の証ではないことを教えてくれます。この物語で示されることは、正しいことを貫く強さと、相手の立場に立って考える勇気の持つ重みです。そして、戦争と平和、暴力、命、気高さ、地位、名誉とは何かという深いテーマにいざなってくれます。2巻まで出ていますが、1巻で完結しており、気になったら2巻も読んでみるとよいでしょう。 『二番目の悪者』 林木林の作で、この物語に人間は一人も出てきません。みな、動物です。そして1ページ目はこの言葉ではじめられています。 「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」     以下あらすじ ある国に、美しく聡明な女王が統治する平和な国があった。この国では誰もが穏やかに暮らし、争いごととは無縁の日々を送っていた。しかしある日、突如として「悪者」と呼ばれる者が現れ、国の人々に恐れられるようになる。 この「悪者」は、人々にとって未知の存在だった。彼は何を考え、何をしようとしているのか、誰にもわからない。だが、それゆえに人々は恐怖し、「悪者」はますます危険な存在として扱われるようになった。やがて、人々は団結し、「悪者」を捕らえ、国から追放することを決める。そして「悪者」がいなくなると、人々は安堵し、再び平穏な暮らしを取り戻したかのように思えた。 しかし、それからしばらくして、国の人々は気づく。「悪者」がいなくなったはずなのに、まだ何かが足りない、まだ不安が残っている。そんな中、今度は「二番目の悪者」が現れた、と誰かが言い出す。最初の「悪者」がいなくなった後も、なお続く漠然とした不安が、新たな「悪者」を生み出したのだった。 そして、人々はまた結束し、今度は「二番目の悪者」を排除しようとする。この繰り返しの中で、彼らは本当に「悪者」が存在するのか、あるいは自分たちの心の中に恐れがあるからこそ、新たな「悪者」を作り出してしまうのではないか、という問いが浮かび上がる。 この物語は、集団心理や排除の構造、そして「悪」とは何かというテーマを鋭く描き出しています。誰かを「悪者」と決めつけることで安心しようとする動物たちの姿は、現実の人間社会におけるさまざまな出来事とも重なり、深い示唆を与えます。私たちが「悪」とは何かを考えさせられる寓話的な物語であり、読後に深い余韻を残す一冊です。  

賢い子に育てる「最高の読み聞かせ~上級編~」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

小学校高学年の子どもにおすすめの絵本紹介 このブログをご覧になっているということは、前回の、賢い子に育てる「最高の読み聞かせ~初級編~」をすでにお読みいただいていることかと思います。 その中で、「これって低学年の話でしょ。うちの子、小学6年生だからあんまり意味ないよね……」と思った方、諦める必要はないのです。今回は、それをお伝えしていきたいと思います。 さて、読み聞かせをする目的を問うアンケート調査をした結果があります。 親子のコミュニケーションを図るため 情操教育のため(共感力など) 本好きになってもらうため 活字になれるため 言語教育のため ほかにも、寝かしつけのため、という現実的な目的もありますが、多くは上記の5つを目的に読み聞かせを行っています。事実、絵本の読み聞かせはこの5つに非常に大きな効果を発揮します。 しかし、こと⑤言語教育、特に社会を生き抜くために大切なスキルである「自分で考える力」や「文章や会話を理解する力」「意見を言う力」などを伸ばすことには向いていないのです。 そこで、初級編でもお伝えした、⑤言語教育にフォーカスしている読み聞かせである「ダイアロジックリーディング」の出番となります。 前述した、 「どう思う?」「なぜそう思う?」 この2つの問いは、多くすればするほど、そして幼少期であればあるほどされる側(子ども)の言語脳に大きな思考の筋道を作ります。これを積み重ねた子どもは、思考回路の中に必ずこの2つの問いを潜在的に存在させることになります。 この思考回路は、算数や数学を解く上でも必要です。世間一般では逆だと思われていますが、実は 算数や数学が本当に得意な子どもは、例外なく国語も得意なのです。 それは、言語脳をきちんと活用して数字や文章を捉えているからなのです。 中学受験指導において、これを取り入れた授業を展開する学習塾があります。言わずと知れた、関東最高峰学習塾「SAPIX」です。 最難関私立中学合格者数の圧倒的なシェアを誇る塾です。 SAPIXが行うこのメソッドは、たとえ小学6年生であったとしても、思考の発育に大きな効果をもたらします。 なぜなら、習った現象や数式もすべて原理原則に戻って考えることで、思考に奥行きが出るためです。 もちろん、「意見を言う力」つまり表現力と言われる「伝える力」も上達する素地ができます。相手に分かるように伝えるという意識が、正しい文法や的確な言葉を選ぶスキルにつながるためです。 念のため断っておきますが、私はSAPIXの回し者ではありません(笑) ここで、一つ注意するポイントがあります。これは、私の経験になってしまいますが、まず間違いない事実になります。 それは、保護者が言葉に厳格である家庭の子どもは「伝える力」が高いことです。 これは一体、どういうことでしょうか。 例えば、こんなシーンがあったとしましょう。 父親と子どもが、文具店でこんな会話をしているとします。 父「このボールペンの使い心地はどうだい?」 子「いいね。これ書きやすい。やばいね。」 父「やばい、ではなく使い心地だよ。なめらかで気持ちいいとか、手が疲れないという表現を使うんだよ。」 おわかりでしょうか。 このようなシーンで、子どもの「やばい」を日常的になんの違和感もなくスルーしてしまう家庭では、正しい語彙力はつきません。 家庭の中で、「これ欲しい」「あれ取って」と言えばすべて言いたいことが通じてしまう母親、「うん」しか言わない父親……この環境の中で伝える力がつくでしょうか。 「塾に行って勉強しているから」という意見もあるかもしれませんが、これはまったくの別問題なのです。 言語能力というのは、遺伝による要素がほとんどありません。ほぼ家庭環境で決まります。つまり、国語が苦手だという子どもはその家庭環境の中に、国語が苦手になる要素が必ずあるのです。 もちろんこれは家庭批判ではありません。良くない要素を取り除き、きちんとした言葉が行き交うようにするだけで国語力というのは伸びるということを言いたいのです。 勉強というのは、子どもだけにやらせていてもきれいな伸び方をみせません。 家庭全体が学習に対して積極的な環境になってこそはじめて子どもの学習に効果があるのです。 壮大に話が逸れてしまいました。話を戻しましょう。 では、⑤言語教育にフォーカスしている読み聞かせである「ダイアロジックリーディング」の応用です。今回は、小学校高学年の子どもに対して行うやりとりについて具体例を用いて紹介いたします。 小学校高学年の子どもでも読める絵本はあります。 例えば、シェル・シルヴァスタイン作、村上春樹訳の「おおきな木」という絵本をご紹介します。 この本は、自分が犠牲になってでも人を思いやる無償の愛がテーマです。 とてもおおざっぱにあらすじを説明すると、少年と一本の木の物語です。 木は少年のことが大好き。 少年は木にいろいろなおねだりをします。 リンゴや、木登りする場所、船や家をつくるための木材…… 木は少年の願いを叶えてあげ続け、やがて少年が老人になる頃には、ついに幹がなくなり切り株だけになっていく、というお話です。幼児期と親、青年期と親、成人と親という年代毎の捉え方があり、非常に深く考えさせられます。 もちろんこれは高い水準の愛情の話であり、小学生である子どもの心の琴線には触れにくい物語です。 しかし、そこが今回の重要なポイントになります。 どういうことかというと、子どもに「感情を教えて想像させる」ということです。 感情表現をあまり知らない子から感想を無理に聞き出すことはせず、「こういう考え方もあるんだよ」とさまざまな答えのうちのひとつを教えてあげて良いのです。 そうやってだんだん考える礎ができてくるのです。 では、実際に「おおきな木」をモデルに、ケーススタディを考えてみましょう。   ダイアロジックリーディングのケーススタディ 母「この本を読んで、どう思う?」 子「う~ん、よく分からない」 母「この少年は、ほしいものがあるときだけ木のそばに来るよね。それはどう思う?」 子「なんか……ずるい」 母「そうかもしれないね。でも、自分の気持ちに正直でもあるという見方もできるよ」 子「あ~なるほど」 母「木の方は、それでもうれしい気持ちになるって書いてあるよね。それについてはどう思う?」 子「う~ん、分からない」 母「少年を子ども、木を親として見たらどうだろう?」 子「あ!親が子を見守る気持ちだ!」 母「いい見方をするね。いろんな見方もできるよ」 子「う~ん……あ、先生と生徒とか」 母「おお、たしかにそういう視点も面白いかも。でも、どうしてそう思うの?」 子「だって、先生は生徒が巣立つのを見守るじゃん」 母「自分は何ももらっていないのに?」 子「あ、そうか……いや、自分も子どものときに先生にたくさんのものをもらったんじゃない?」 母「へぇ~、なるほどね。ちゃんと深く考えられたね」 子「へへ、まあね」 ここで大切なのは、「わからない」を連発されても「そうだよね」というおおらかな気持ちで、「こんな考え方もあるよ」と教えてあげることです。感情というのは、経験しなくともある程度想像できるものですから、どんどん教えてあげましょう。 そして、絶対に否定しないことです。 何を言っても肯定してあげることです。 肯定から安心が生まれ、安心から思考が生まれます。 子どもの方も気持ちが乗ってくれば、会話の後半のように思いも寄らない発想をすることがあります。 高学年でもダイアロジックリーディングは十分に通用します。 ぜひ意識してやってみてください。 次回は、「賢い子に育てる日常会話の仕方」について寄稿いたします。 楽しみにお待ちください😊

私立中学合格者【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

開校間もない若い塾ですが、とにかく生徒・ご家庭のためにとできることは全部やってきました。 やはり、『合格』という言葉はいつ聞いても嬉しいものです。 しかし、希望通りではなかった生徒もいます。 原因が国語や理科でなくとも、どうすれば良かったか、と ずっと考えている日々です。 もっと圧倒的な指導力・情報力を以て生徒を合格へと導いていきたい。 まだ高校受験もあります。精一杯悔いのない受験学習をさせてあげたいです。   【2025年度私立中学合格速報】 ラサール中学 東海中学 愛光中学 北嶺中学 名古屋中学 南山中学男子部 愛工大名電中学 愛知中学 名古屋経済大学市邨中学 ……他

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